健康食は文字通りに健康な食事を示唆しますが、健康な食事が何なのかに関しては、これから食べようとする人次第で異なります。
というのはこれから食べようとする人の身体状態が慢性的に栄養不足状態なのか、逆に栄養過剰状態なのかで対応が異なるからです。
かつて数十年以上前のような貧乏な時代では多くの人は慢性的に栄養不足状態でした。
この時代などに求められていたのは、日ごろの食事にプラスアルファした栄養素を摂取することでした。
これは今の現代人の場合だと介護状態になって痩せ細ってしまっている高齢者に当てはまるかもしれません。
しかし現代人の多くは栄養過剰状態なので、逆に従来品よりも調味料の使用割合を減らすほうが求められます。
また腎臓病とかなど病院などのお世話になっている人の場合は、その人用に考えた病院的な食事メニューを提供しなければなりません。
病院的な食事というとあまり美味しくない、物足りないというイメージがありますが、栄養過剰な現代人にとってみたら、むしろそのほうがある意味では健康食といえるかもしれません。